空気電池関連銘柄はIoT機器には欠かせない?酸素で放電する空気電池に注目!

電池

藤倉コンポジットは+11%!FDKは+31%!

正極に空気中の酸素を使う空気電池が、マーケットでも徐々に注目され始めてきています。

空気電池は、リチウムイオン電池と比べて大容量・小型化ができることから、IoT機器やEV用途で使われることが期待されています。

特に、2019年は次世代通信規格「5G」の運用が始まり、IoT社会が本格化することが期待されていることから、IoT用途で使われる空気電池により大きな注目が集まりそうです。

空気電池関連銘柄に注目していきましょう!

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空気電池とは?

リチウムイオン電池に代わる次世代電池として、空気電池が大きな注目を集めています。

空気電池とはなんなのか?

空気電池とは、正極の活物質に空気中の酸素を、負極の活物質に亜鉛やマグネシウムなどの金属を用いる電池の総称です。

「金属空気電池」と呼ばれることもあります。

空気電池の最大の特徴は、正極の活物質に酸素を使います。
正極に活物質を充填する必要がなく、負極に使う金属を電池内に大量補充できることです。

正極の活物質を充填する必要がなくなることで、放電容量の大容量化に繋がり、リチウムイオン電池などと比べて小型化・軽量化できるというメリットが生まれます。

また、亜鉛やマグネシウム、アルミニウムなど世界的に埋蔵量の多い物質が使われるため、地球環境にもやさしく、コスト削減にも繋がります。

次世代電池として大きな期待が集まる空気電池ですが、現時点では、正極で空気中の酸素を活用するエネルギー効率がまだ悪く、高性能化の必要性に迫られています。

二次電池として使うには充電サイクル寿命が短い点も指摘されており、本格的な実用化には数年程度は掛かる見通しとなっています。

空気電池は何に使われる?

現在、空気電池は、シールで密封された状態で提供され、使用開始時にシールを剥がして空気穴を開けることで放電が始まる乾電池形式のものが利用されるに留まっています。

民生品の空気電池としては、【5121】藤倉コンポジットの「WattSatt」と【6937】古河電池の「MgBOX」が2強状態。

しかし災害時の蓄電池に使われるに留まっており、そこまで大きな市場を形成しているとは言えないのが現状です。

空気電池の用途として期待されているのが、EV(電気自動車)向けとIoT向けです。

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特に、IoT向け用途での空気電池の活用は大きく期待されています。

あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT時代には、既存のリチウムイオン電池に比べて大容量かつ小型化した高性能電池が必要です。

特に、2019年には、IoT社会には欠かせない社会インフラである次世代通信規格「5G」の運用が本格化することから、5G環境下でIoT機器側に搭載される高性能電池が求められています。

マーケットにおいては、次世代EV用電池としてはトヨタ自動車などが開発している全固体電池が注目されており、IoT用電池としては空気電池が注目されている情勢にあると言えるでしょう。

2019年は、IoT社会が本格的に始まる「5G元年」とも言われるだけに、今後のIoT社会を支えるカギとなる空気電池関連銘柄に大きな資金が流入してきても不思議ではありません。

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・空気電池は、正極の活物質に空気中の酸素を使い、負極に金属を使った電池。
・正極に活物質を補充する必要がなくなるため、大容量かつ小型化・軽量化できる。
・空気電池は、IoT機器に搭載する用途で大きな注目を集めている。
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空気電池関連銘柄が上昇する理由は?

空気電池関連銘柄は、5G元年となる2019年にマーケットでも大きな注目を集めています。

空気電池のサイクル寿命を延ばす技術を開発!【6955】FDK

富士通系列の電池メーカー【6955】FDKは、空気電池関連銘柄として注目を集めています。

同社は2019年3月18日に、空気電池最大の課題とされた、二次電池としてのサイクル寿命を大幅に向上させる技術を開発した報道。
ストップ高となりました。

充放電を500回繰り返しても、性能の低下を1割以下に抑えたとされ、水素を使った空気電池の3年後の実用化に目処を付けたと言われます。

同社の株価は、ニュース発表前には970円を付けていましたが、このニュースを受けてストップ高となり、2営業日後には1,274円まで上昇しました。

わずか2日で+31.34%の暴騰となり、投資家の空気電池への期待の高さをうかがい知ることができます。

小型マグネシウム電池「アクアチャージ」を発表!【5121】藤倉コンポジット

産業資材やゴム製引布などを手掛ける【5121】藤倉コンポジットも、空気電池関連銘柄として名前が挙がってくる銘柄です。

同社は、非常用マグネシウム空気電池「WattSatt」を製造・販売していることで知られており、災害時備蓄品として企業や官公庁から好評を得ています。

同社は、2019年4月15日に「WattSatt」を小型化した非常用マグネシウム空気電池「アクアチャージ」を販売することを発表。

ニュース発表前の2019年4月12日には431円を付けていた同社の株価は、このニュースを受けて大きく上昇!

4月25日には479円まで上昇しており、ニュース発表から2週間で+11.13%の大きな上昇となりました。

空気電池は、2018年まではマーケットでも大きな話題にならないテーマ株でしたが、2019年に入ってからは材料視されるテーマ株になってきていると言えます。

ただ、ニュースを受けて短期的に上昇することはあっても、長期的に買われるテーマ株になるかどうかは、これからの動向次第でしょう。

・空気電池は、2019年に入ってから投資家に注目されるテーマ株になっている。
・ただし、長期的に買われる強いテーマ株になるかどうかは未知数。今後の技術革新に期待!
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空気電池関連銘柄リスト

注目の空気電池関連銘柄リストを見ていきましょう。

【4026】神島化学工業空気電池の負極部材(マグネシウム)
【5121】藤倉コンポジット(旧:藤倉ゴム工業)非常用マグネシウム空気電池「WattSatt」「アクアチャージ」
【5727】東邦チタニウム空気電池の負極部材
【5940】不二サッシ子会社の不二ライトメタルがマグネシウム空気電池を開発
【6937】古河電池マグネシウム空気電池「MgBOX」
【6955】FDK水素を使った空気電池、サイクル寿命向上技術
【7203】トヨタ自動車金属空気電池の開発
【7267】ホンダ金属空気電池の特許数世界トップ
【7995】バルカー空気マグネシウム電池用正極材
【9432】NTTリチウムを使った空気電池
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オススメの空気電池関連銘柄3選!

特に注目の空気電池関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。

【6955】FDK

市場東証2部
企業概要富士通系の電池・電池材料メーカー。

FDKは、水素を使った空気電池で、空気電池の弱点であったサイクル寿命を伸ばす技術の開発に成功。空気電池関連銘柄を代表する銘柄となっています。

今後、空気電池技術に関する続報に注目です。
また、2017年10月から2018年末に掛けて、株価が3分の1にまで暴落しており、空気電池関連への期待から大反発しても不思議ではありません。

【5121】藤倉コンポジット

市場東証1部
企業概要フジクラ系のゴム引布、防災用品メーカー。

藤倉コンポジットは、民生用の非常用マグネシウム空気電池「WattSatt」「アクアチャージ」を手掛けており、空気電池関連銘柄として外せません。

2018年には西日本豪雨を始め自然災害が相次いだこともあり、自然災害対策として空気電池が一般に広く知られるようになることも考えられます。

なお、同社は、2019年4月1日付で社名を「藤倉ゴム工業」から「藤倉コンポジット」に変更しているので注意。

【6937】古河電池

市場東証1部
企業概要古河電工系の蓄電池メーカー。自動車や産業用に強み。

古河電池は、民生用のマグネシウム空気電池「MgBOX」を手掛けており、藤倉コンポジットとともに民生用の空気電池関連銘柄として抑えておく必要があります。

「MgBOX」は、水を入れるだけでスマホを最大30回充電できる空気電池で、災害用の非常用蓄電池として注目を集めています。

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まとめ

空気電池は、2018年まではそこまで大きく注目されるテーマ株ではありませんでしたが、2019年に入ってからは、ニュースを受けて関連銘柄が買われるようになっています。

ただ、空気電池は短期的にはニュースを受けて買われるようにはなっていますが、これから長期的に投資家に買われ続ける強いテーマ株になるかどうかは未知数です。

空気電池は、EV用途よりはIoT用途で使われることが期待されているため、IoT社会には欠かせない次世代通信規格「5G」関連の流れを受けて大きく買われることも考えられます。

空気電池に関するニュースにはアンテナを張っておき、空気電池関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう!