気になるスパイバーのIPOはいつだ!?現在の状況やIPO価格予想まで解説!

IPO

「スパイバー」という企業をご存知でしょうか。

2007年に設立されたスタートアップで、山形県の本社を置いています。

同社の最大の特徴は、独自に開発した新素材です。

鋼鉄の約340倍のタフネスを持つと言われるクモの糸に着目し、新たな人口タンパク質素材を生み出したのです。

この素材は、衣料品の他樹脂やフィルムなど多様な用途への展開が期待されています。

成長可能性や今後の設備投資のために、同社が今後IPOを行うのではないか、と噂されています。

今回は「スパイバー」についてご紹介するとともに、IPOした時の株式市場の反応や他の銘柄への影響などについてご説明したいと思います。

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「スパイバー」とは?

ますは、「スパイバー」について簡単に説明したいと思います。

「スパイバー」は、正式には「Spiber株式会社」という会社名で、2007年9月26日に設立された若い企業です。

同社HPによれば、社員数は200名超で、事業内容は「新世代バイオ素材開発」となっています。

注目を集めている最大の理由は、この新世代バイオ素材です。

鋼鉄の約340倍のタフネスを持つと言われるクモの糸に着目し、人工のクモの糸を生み出したのです。

開発にあたり課題はコストでした。

人工タンパク質素材は、1キログラム当たり100ドルを下回らないとされ、価格面でマーケットに普及することは困難と言われてきました。

同社はその壁をも乗り越え、コスト面でも十分戦える素材を開発したのです。

2018年11月末には、タイに量産工場を建設するための資金50億円をクールジャパン機構から調達したとの報道もあり、今後益々コスト競争力を高めていく可能性があるでしょう。

幅広い分野での応用が期待されている

例えばアパレル分野です。

カシミヤ以上の保温性を持つと言われており、人工のため動物を傷つけることもありません。

自然に優しい素材でありながら、低コストかつ高機能の素材として期待されています。

また、自動車向けの座席骨組みやタイヤ、医療分野、建設、スポーツ、宇宙などが活用対象の具体名として挙げられています。

アパレル分野は2兆円、自動車分野は2.5兆円の巨大市場ですから、同社の素材が評価されればかなり高い成長性が見込まれます。

そうした理由から、今注目を集めている企業なのです。

・「スパイバー」は、クモの糸の構造を用いた新素材の開発に成功した企業である。
・新素材はコスト面の課題をクリアし、今後多様な分野への応用が期待される。
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スパイバーのIPOは期待できるのか?

スパイバーの開発した新素材は、コスト面の課題をクリアしたことで量産体制への移行しつつあります。

スパイバーは現在資金調達と設備増強を行っている

2018年11月末のクールジャパン機構からの資金調達の他にも、2019年4月に総額65億円、同年5月に第三者割当により11.4億バーツ(約40億円)の資金調達を行っています。

一方で、株式会社アデランスとの共同研究開発や、三井住友建設との共同研究などを2019年に入ってからスタートしており、量産化のための投資と同時に研究開発のための資金も必要なフェーズにあると言えるでしょう。

また今着手している研究開発が実用段階に入った時に、量産化するための資金が将来的に必要となってくることは間違いありません。

そうした資金ニーズを踏まえると、柔軟に資金調達を出来る環境が必要であり、IPOを実施する可能性は極めて高いのではないでしょうか。

但し2018年12月期の決算公告を見ると、営業利益は57百万円の赤字となっており、売上高も減少していることが懸念材料としてあるので注意です。

2019年秋頃にIPOが実現するか?

この決算状況ですと株式市場から不安の声が出ることも想定されるため、2019年12月期で業績が浮上する目途が立てば、今年の秋頃にIPOを実施する可能性が高いかも知れません。

仮に業績が浮上してきている状態でIPOを実施すれば、株式市場からはかなり高い期待が集まることが予想されます。

先程もご説明したように、同社が開発した素材は様々な分野への応用が期待されています。

既存素材のシェアを奪い取る可能性を秘めており、企業としては高い成長性が見込めるのです。

IPOした場合、価格はどれくらいになるか?

実際どれくらいのIPO価格になるかの予想は難しいですが、期待感を背景に高い価格が設定されることは間違いないでしょう。

化学繊維業界に属する他社のPERは概ね10倍前後となっていますが、恐らく同社を評価する場合あまり参考にならないと思われます。

直近のIPOは公募価格の時点で既にPER50倍以上の設定がなされますし、初値は更にそれを大きく上回る例が散見されます。

2018年12月期の当期純利益は営業利益同様赤字となっており、現時点でIPO時点の時価総額を推定するのは困難ですが、公募価格がPER50倍を下回るような水準ならば、割安とみなされるかも知れません。

スパイバーIPOにより関連銘柄に資金が入る可能性も見落とさないように!

スパイバーのIPOによって、関連銘柄に対し連想的に資金が向かう可能性があります。

スパイバーの新素材を使って高機能商品を生み出せる企業は、競争優位性が高まる期待から注目が集まりやすいと言えるでしょう。

そのため、スパイバーのIPO時には新素材の応用範囲にある業界や企業にも目を配っておくと良いかも知れません。
スパイバー関連銘柄については後述にしてあります。

・スパイバーは成長投資のための資金ニーズからIPOすることが噂されている
・スパイバーへの期待感から、関連銘柄にも注目が集まる可能性がある
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「スパイバー」関連銘柄

【8227】しまむら衣料専門店の「しまむら」や子供服専門店の「バースデイ」などを展開する企業。新素材を活用した衣類で競争力が高まる可能性。
【2685】アダストリア「グローバルワーク」や「ローリーズファーム」などのブランドでアパレル専門店を全国に展開。新素材を活用した衣類で競争力が高まる可能性。
【7453】良品計画「無印良品」を全国規模で展開している企業。環境面への配慮を重視しており、新素材を活用した商品を積極的に取り入れる可能性がある。
【9983】ファーストリテイリング「ユニクロ」や「ジーユー」などの衣料専門店を全国規模で展開している企業。機能性下着などで新素材を活用した商品を積極展開する可能性。
【1801】大成建設スーパーゼネコンの1社。市街地再開発など大型案件で強み。新素材は建設分野への応用が期待されており、同社が恩恵を享受する可能性。
【1802】大林組スーパーゼネコンの1社。関西地盤の企業ながら首都圏でも実績豊富。新素材は建設分野への応用が期待されており、同社が恩恵を享受する可能性。
【1812】鹿島建設スーパーゼネコンの1社。都市部超高層ビルや原子力発電所建設に強み。新素材は建設分野への応用が期待されており、同社が恩恵を享受する可能性。
【1803】清水建設ゼネコン大手。民間建築工事に強みを持っており全国的な営業網を構築。新素材は建設分野への応用が期待されており、同社が恩恵を享受する可能性。
【1821】三井住友建設2003年三井建設と住友建設が合併。建設分野への応用を見据えスパイバーと共同研究契約を締結している。
【5108】ブリヂストン自動車用タイヤで世界トップクラスのシェアを有する企業。新素材はタイヤへの応用が期待されており、同社が恩恵を享受する可能性。
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おすすめ「スパイバー」関連銘柄

 

【8111】ゴールドウィン

市場東証一部
業種繊維製品
単位100株
関連企業デサント、ミズノ、アシックス
企業概要「The North Face」を中心にスポーツ向け衣料品などを手掛ける企業。

注目ポイント
スパイバーの新素材「クモノス」を用いたスポーツウェアを開発しており、注目される可能性がある。

【5101】横浜ゴム

市場東証一部
業種ゴム製品
単位100株
関連企業住友ゴ、ブリヂストン、TOYO
企業概要自動車向けタイヤやホイール、ゴルフ関連商品を製造・販売する企業。

注目ポイント
スパイバーの新素材はタイヤ分野への応用が見込まれており、恩恵を享受する企業として注目される可能性がある。

【7203】トヨタ自動車

市場東証一部
業種輸送用機器
単位100株
関連企業ホンダ、日産自、デンソー
企業概要世界トップクラスの自動車メーカーで、日本を代表する大企業。

注目ポイント
スパイバーの新素材は自動車のボディー部分にも活用可能と言われており、恩恵を享受する企業として注目される可能性がある。

・スパイバーと共同研究などを行っている企業は注目されやすい。
・スパイバーの新素材が活用される分野に属する企業は、恩恵を享受することから注目される可能性がある。
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まとめ

未来の新素材を開発したスパイバー。

2007年設立以降、多くの研究を重ねて画期的な素材を生み出した点は本当に素晴らしいことだと思います。

そしてその努力が、今後売上という形で実を結ぶことが見込まれています。

そのために必要なのは成長のための資金です。
量産を行うための工場や設備が必要でしょう。

その際の有力な資金調達手段がIPOです。

実際にIPOを実施した時は、株式市場からは高い成長性を有する企業として迎えられるでしょう。

また、関連銘柄も連想的に資金が向かう可能性があります。

スパイバーの成長によって恩恵を享受する企業に、今から注目しておくと良いかも知れません。