USJ特集!USJ再上場なるか!?IPOや株主優待はどうなる?まとめて解説

IPO

関西を代表するテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの勢いが止まりません。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの来場者数は2009年に底を打ってから、この10年でほぼ倍増しており、好調なインバウンドや大阪万博などを背景に、今後も更に増加することが確実です。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJは、かつて東証マザーズに上場していましたが、2009年に経営環境の悪化から上場廃止となっています。

今回は、USJがかつて上場廃止となった背景と、その後のV字回復、そしてこれから期待される再上場(IPO)観測について見ていきます。

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USJは過去上場していた。なぜ上場廃止となった?

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJは、2007年3月16日に東証マザーズに上場しましたが、2009年9月17日にマネジメント・バイアウト(MBO)により上場廃止となっています。

上場からわずか2年半で、USJが上場廃止となった理由を抑えておきましょう。

理由1:来場者数が減少傾向にあった。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2001年の開業初年度には1,102万人が来場しましたが、開業翌年以降、来場者数は減少の一途を辿りました。

2006年には持ち直して870万人の来場者数を記録したものの、2007年のマザーズ上場後も来場者数は減少……。

上場廃止となった2009年には、来場者数は過去最低の800万人にまで落ち込んでいました。

理由2:上場したことによって黒字化を迫られた

東証に上場することになると、様々な上場要件をクリアする必要に迫られます。また、上場してからも株主の要求に応えるためには、黒字を継続する必要が生まれます。

USJが2007年にマザーズに上場した際には、最終損益が10億円の黒字となっていました。

しかし、これは売り上げ増による黒字化ではなく、2004年と2005年に新規採用を行わず、選択退職を導入して費用削減を図ったことが要因でした。

来場者数が減少して売上が落ち込む中で、コスト削減によって無理矢理黒字を継続させようとしたことで、業績はジリ貧に……。

アトラクションやサービスの質を向上させることもできず、上場後に来場者数が減少し続けたのは、必然であったと言えます。

理由3:金融機関から巨額の借り入れをしていた

そもそも、USJは、どうしてわざわざ黒字化を達成して、無理に上場する必要があったのでしょうか?

これは、USJは開業時に金融機関から1,250億円の借り入れを行っており、毎年100億円の返済に迫られていたことが大きな要因でした。

返済額が巨額だったため、上場して資本増強することによって借入金を少しでも圧縮することが、USJが無理をしてでも上場した理由だったのです。

・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJは、2007年3月16日に東証マザーズに上場したが、2009年9月17日にMBOによって上場廃止に。
・来場者数が減少する中で無理矢理コスト削減をして黒字化を図ろうとしたため、経営状況がジリ貧となったことが上場廃止の背景にあった。
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上場廃止後、業績がV字回復!なぜ?

2009年には800万人にまで落ち込んでいたUSJの来場者数は、開業10周年となった2011年から急回復し、2013年には1,000万人を突破。

その後も来場者数は増加し続けており、2016年には1,460万人を突破しています。

2017年からは来場者数を非公開としたため、具体的な来場者数のデータはありませんが、来場者数が更に増加していることは確実です。

上場廃止後に、USJがV字回復に至った理由を見ていきましょう。

理由1:新規アトラクションに大規模投資して来場者数が回復

USJは、業績を立て直すため、2009年にマネジメント・バイアウトの形で、投資ファンドのMBKパートナーズとゴールドマン・サックス証券系のファンドの傘下に入り上場廃止となりました。

非上場企業に戻ったことによって、黒字化を気にする必要がなくなり、新規アトラクションに大規模投資ができるようになりました。

特に、開業から10周年となった2011年には、相次ぎイベントを仕掛けたことにより来場者数は一気に回復し、ここから怒涛の勢いで来場者数が増加していくことになります。

新規アトラクションに投資する→顧客満足度を高める→来場者数が増える→……という好循環が生まれたことこそが、USJのV字回復の基盤になったと言えます。

V字回復の理由2:V字回復の立役者である森岡毅氏の手腕

USJのV字回復は、日本最強のマーケターとも言われる森岡毅氏なくして語ることはできません。

自らもテーマパーク好きを公言している森岡毅氏は、2010年6月にP&Gを退社して、USJの執行役員となりました。

特に、USJのV字回復の転換点となった2011年の10周年イベントは、氏のアイデアが大きな力を発揮したと言われます。このときに行われた「ハロウィーン・ホラー・ナイト」は、日本のハロウィーンブームの火付け役になりました。

森岡毅氏は、USJの来場者数をV字回復させただけでなく、チケット料金を大幅に値上げさせつつ来場者数を倍増させたことから、そのマーケティング手腕が高く評価されており、日本最強のマーケターと推す声は少なくありません。

なお、森岡毅氏は、USJでのミッションを完了したとして2017年1月にUSJを退任しています。

・上場廃止後にUSJの来場者数はV字回復!
・新規アトラクションに投資して顧客満足度を高めたことが大きな要因に。
・2010年6月にUSJの執行役員となった森岡毅氏のマーケティング戦略により、チケット料金を上げつつ来場者数が倍増した。
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USJの再上場はいつ頃?また、USJ株は期待できるのか?

USJの再上場への期待や、USJ株への期待値や関連銘柄への影響について抑えておきましょう。

USJの再上場はいつ頃になりそうなのか?

2019年5月現在、USJの再上場観測は特に出ていません。

2015年には業績回復により再上場観測が出ましたが、アメリカのケーブルテレビ大手コムキャストがゴールドマン・サックスから発行済み株式数の51%を買い取ったことで上場は見送られています。

とはいえ、USJがこれからも継続的に事業の拡大を図るとなると、施設拡充のための資金が必要になることから、資金需要のためにいつ再上場してもおかしくありません。

USJの再上場(IPO)で期待できるポイントは?

仮に、USJが再上場(IPO)するとなると、7,000億円規模の超大型IPO案件になるものと推測されています。

単純に比較することはできませんが、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを運営する【4661】オリエンタルランドの時価総額は、2019年5月時点で約4.4兆円となっています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの来場者数は非公開となっていますが、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーとほぼ同じ程度であると推測されており、単月では東京ディズニーランドを抜く月もあると言われています。

USJが再上場となったら、【4661】オリエンタルランドや【8136】サンリオなどが関連銘柄として買われる効果も期待される他、大阪万博関連銘柄にも買いが入ると考えられます。

オリエンタルランドと比較すると、株主優待はどうなる?

USJの比較銘柄となるであろう【4661】オリエンタルランドは、株式優待で東京ディズニーリゾートのワンデーパスポートが貰えるため、株式優待銘柄として個人投資家に人気の銘柄になっています。

USJが再上場となれば、株主優待の内容にも注目が集まります。

USJの株主優待でも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの1日パスポートが貰えるようになれば、オリエンタルランドとともに個人投資家に人気の銘柄になることは間違いありません。

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まとめ

今回は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJについて、かつて上場廃止となった背景とその後のV字回復、そしてこれから期待される再上場観測について見てきました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、来場者数が増加し続けているだけではなく、チケット料金も上場しているため客単価も上がり続けています。

関西圏はインバウンド消費も好調であり、2025年には大阪万博の開催が決定していることから、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの業績が更に拡大することは間違いないと見られます。

USJが今後更に事業を拡大するためには、施設拡充が必要となってくることから、いつUSJがIPOによる再上場をしてもおかしくありません。

USJのIPOに関するニュースにはアンテナを張っておきしょう!