次世代電池である全個体電池関連銘柄。参戦企業が多く市場の激化で上昇期待が高い!

テーマ株

ガソリン車の販売廃止が決定し、世界はEV(電気自動車)へとシフトして行くことが決定しています。

 

その中で必要性が叫ばれているのが全個体電池です。

 

株価4倍以上を達成した(5218)オハラや、全個体電池市場のトップを走る(7203)トヨタなど、市場競争に拍車がかかり株式市場は大変盛り上げっています!

 

本記事では全個体電池の基本から、狙い目の銘柄などを解説!

 

間違えなく需要が拡大する関連銘柄ですので、投資家として無視できない全個体電池についておさらいしておきましょう!

 

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全個体電池とは?

今主流の電池は、ノーベル賞候補にもなっているリチウムイオン電池です。

単3電池、単4電池などをテレビのリモコンなどにも使用しているでしょう。

 

またノートパソコンやスマートフォンなど、バッテリーとしても利用されています。
充電ができて、何度も使用できるおなじみの電池ですね。

 

このリチウムイオン電池を利用しているとき、液漏れを経験したことはありませんか?

 

リチウムイオン電池では液体の電解質が入っており、これが液漏れの原因であり、発火の原因にもなっています。

 

しかし全個体電池では、その全てを個体化した電池なのです。

 

全個体電池のメリット

全個体電池とリチウムイオン電池の大きな違いは、電解液を使用していないところ。
これが大きな違いですね。

 

全個体電池では以下のメリットがあります。

・液漏れ、発火、爆発の心配がない
・安全性が向上
・数分で80~90%充電できる
・高出力を出せる

リチウムイオンでは液漏れ、発火、爆発する可能性がありましたが、全個体電池は個体ですので、その心配がなく安全性が大幅に向上しています。

 

また超急速充電も可能となり、わずか数分でほぼ満タンまで充電してしまうなど、まさに夢の次世代電池ですね!

 

EV(電気自動車)が注目され開発が急ピッチに進む

将来的にガソリン車の販売が禁止されるため、世界中でEV(電気自動車)へとシフトする流れになっています。

 

そこで全個体電池が注目され、多く企業が参戦してきました。

 

中でも(7203)トヨタは本気です。
2020年代前半に数量限定で、既存の電池の性能を超える全個体電池を実用化すると発表し業界を驚かせました。

 

▼EVについてはこちらを参照

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続々と新規企業が参戦!市場規模はケタ違い

トヨタを筆頭に、(6752)パナソニック、(6502)東芝、(5802)住友電気工業、または家電メーカーのダイソンまでも続々と参入してきました。

 

全個体電池に関して日本は最も進んでおり、特許の半数を出願しており世界をリードしています。

 

市場規模も2035年には2.7兆円と試算され、2017年と比較しても1000倍の規模です。

 

ガソリン車の廃止により、EVへの流れは必須になるため市場競争の激化は必須!

そのため関連銘柄の動向のチェックは怠らないようにしましょう。

 

全個体電池で製造正式で主戦場は変わる

全個体電池では硫化物形式酸化物形式と2パターンあるのです。

この2つの形式ですが、それぞれ参入企業が違います。

 

硫化物形式を扱うメーカー

・(7203)トヨタ自動車
・(5019)出光興産
・(7004)日立造船
・(5802)住友電気工業
・(7267)ホンダ

 

酸化物を扱うメーカー

・(6981)村田製作所
・(6955)FDK
・(5218)オハラ
・(5214)日本電気硝子
・(6976)太陽誘電
・(6752)パナソニック
・(5334)日本特殊陶業
・(6762)TDK

 

EV自動車向けの全個体電池は主に硫化物形式であり、日本のメーカーは積極的に開発を展開しています。

 

そして硫化物形式での特許数が圧倒的に多いのがトヨタです。

やはり全個体電池ではトヨタが一歩先を進んでおり、注目は必須の銘柄になりますね。

 

ただ酸化物を扱うメーカーも無視できません。

 

酸化物はEVよりもIoTやウェアラブルの分野で活躍が期待されており、トヨタと激突せず、違う角度で戦っています。

 

そして酸化物を扱うメーカーで、特許数トップなのが村田製作所です。

 

そのため村田製作所も全個体電池関連銘柄として、ぜひ注目しておきたい銘柄の1つです。

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注目の全個体電池関連銘柄3選

(7203)トヨタ

自動車業界のトップに君臨する企業です。
最も力を入れている企業で、既に200人を超える技術者を投入しており本気度が伺えます。

 

特許数に関しても圧倒しており、世界をリードしている企業です。

全個体電池関連銘柄の中でも、最も注目しておくべき銘柄のため監視は必須!

 

(6981)村田製作所

電子部品の世界トップメーカーです。

トヨタとは違いEV市場ではなく、ウェアラブル市場に焦点を定めています。

 

ウェアラブル市場で現在主流なのはリチウムイオン電池です。
これを全個体電池への置き換えを狙っています。

 

トヨタとは違う土俵で全個体電池市場で戦っているため、トヨタと共に注目しておきたい銘柄ですね。

 

(6955)FDK

富士通グループの電池分野の担当をしている会社です。

全個体電池の正極材料として高エネルギー密度がある「ピロリン酸コバルトリチウム」を開発したと発表しました。

 

これを全個体電池に採用した場合、リチウムイオンの材料と比べて2倍の能力を持つことができます。

 

早期の市場投入へと開発を継続しており、注目したい銘柄の1つです。

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まとめ

主流のリチウムイオン電池から、次のステージ、全個体電池へと移り変わろうとしています。

EV(電気自動車)への流れが必須となった今、さまざまな企業が参戦し市場は激化。

 

材料も豊富に出てきており株式市場は盛り上がってきています。

 

特に日本がリードしている領域ですので、関連銘柄はこれから資金が集中していくはずです。

 

実用化も近いため、関連企業の動向に目が離せませんね。

 

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