現金を使わずに決済を行うキャッスレス化で、海外に比べて日本は遅れをとっています。
訪日外国人は電子マネー決済に慣れているため、今後のインバウンド消費の損失が懸念されています。
試算では1兆2000億円の損失が懸念されているため、キャッシュレス化が叫ばれているのです。
これに伴いキャッシュレス関連銘柄は国が動き、官民一体となる国策事業へと変貌。
普及率が低いため各企業は事業拡大のチャンスでもあり、関連銘柄は物色傾向にあります。
今回はそんなキャッスレス、電子マネー関連銘柄についてお伝えしていきます。
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目次
キャッシュレス関連銘柄が注目される理由。これからは電子マネーの時代へ
キャッシュレスとは、主に現金を持たずスマホをかざすだけで決済することができるサービスを指します。
キャッシュレス化が進むことで、レジで小銭を数えながらの支払いもなくなるため、レジでの待ち時間が減るでしょう。
また盗難のリスク軽減、ポイントを集めるツールとしても活用できるため普及の拡大が推奨されています。
普及が遅れる日本
海外ではキャッシュレス化が進んでおり、韓国、中国では普及率は60%~80%ほどあるのに対し、日本は約18%程度です。
日本においてはまだまだ現金主義が根強く、普及の妨げになっていますね。
そこで政府はキャッシュレス化を40%にするため「キャッシュレス・ビジョン」を発表しました。
これによりキャッシュレス関連銘柄は国をあげて普及を促す国策事業へとなったため、今注目度が高いセクターなのです。
消費税増税で注目度もアップ
2019年の10月から8%から10%へと消費税が増税されます。
これに伴い安倍総理は臨時閣議で、キャッシュレス決済の普及、及び増税対策として以下の対策を打ち出しました。
中小小売店での支払い時「キャッシュレス決済を利用した人に対して、2%分のポイントとして還元する制度を検討している」というものです。
このニュースにより関連銘柄は再燃!
注目度も高くなり、ますます目が離せなくなりました。
日本では普及を進んでいないため、逆にそれだけビジネスの拡大チャンスがあるということです。
これからの需要拡大はほぼ間違いなく、各企業も力を入れてます。
主役になるか?QRコード関連銘柄
また電子決済にはさまざな種類がありますが中でも主役になるだろうと目されるのが「QRコード決済関連銘柄」です。
注目度の高さや株価上昇も好調のため、QRコード関連にも注目しておく必要があります。
以下にも目を通しておきチェックしておくといいでしょう。
▼QRコード関連銘柄

キャッシュレス関連銘柄一覧
銘柄 | サービス |
(3769)GMOペイメントゲートウェイ | EC業者に決済処理サービスを提供 |
(3623)ビリングシステム | ネット経由の入金サービス、収納代行が主力 |
(4847)インテリジェント ウェイブ | カード決済システム首位。 |
(2428)ウェルネット | 電子請求や電子決済サービスを展開 |
(3938)LINE | スマホ決済「LINE pay」を展開 |
(3630)電算システム | モバイル決済サービス、収納代行なども手がける |
(9987)ソフトバンク | ヤフーとコード決済サービスpaypay(ペイペイ)を提供 |
(4689)ヤフー | ソフトバンクとコード決済サービスpaypay(ペイペイ)を提供 |
(3031)ラクーン | 企業間電子商取引サイト、スーパーデリバリーを運営 |
おすすめのキャッシュレス関連銘柄
(4847)インテリジェント ウェイブ
金融決済システムを手がけている企業です。
セキュリティー関連銘柄でもあり、大手のクレジットカード会社も顧客にいます。
2018年10月には年初来高値を更新し、株価、業績ともに好調の注目銘柄です。
(3769)GMOペイメントゲートウェイ
GMO系列の電子決済処理サービスを展開しています。
消費税増税時、キャッシュレス決済した時2%分をポイント還元する政策の発表がされました。
同社は、中小小売りに強く業績を伸ばすチャンスであるため注目したい銘柄の一角です。
(3031)ラクーン
小売り店舗とメーカーの直接取引を支援おり、仕入れサイトスーパーデリバリーを運営しています。
スーパーデリバリーが順調であり、後払いサービスPaidペイドの加盟企業数も3000を超え好調なため注目です。
まとめ
キャッシュレス化が進み電子マネー関連銘柄の物色傾向は強まっています。
政府も関わる国策であるため、買いで攻めるのが王道でしょう。
各企業も力を入れており、材料も豊富にあります。
政府は2025年までに40%のキャッスレス化を進める方針ですので、事業の拡大が好調な企業には注目しておきましょう!