インフルエンザ関連銘柄は毎年必ずといっていいほど物色されるテーマ株です。
いわゆるシーズンストックといわれる、株式市場の恒例テーマです。
狙い目期間は流行前から1~2月くらいまでです。このあたりまで物色されますので、注視しておきましょう。
また新型インフルエンザだとより物色傾向が強くなるので、従来のインフルエンザか新型かどうかを確認しておくといいです。
そんなインフルエンザ関連銘柄についてお伝えしていきます。
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目次
インフルエンザ関連銘柄の物色先
株式市場では毎年の恒例行事であるインフルエンザ関連銘柄。
流行時期の始まりは12月前後になり、ピークは1月~2月です。
物色されるのは流行するやや前なので、早い段階から注目しておくといいでしょう。
主な物色先候補となるのは以下の関連銘柄です。
・ワクチン関連
・消毒関連
・加湿器、空気清浄機関連
これらが関連銘柄となり、物色傾向があるので狙う際はチェックしておきましょう!
事業別インフルエンザ関連銘柄
マスク関連
(3104)富士紡HD
(3107)ダイワボウ
(3109)シキボウ
(3604)川本産業
(8113)ユニ・チャーム
ワクチン関連
(4061)デンカ
(4519)中外製薬
(4503)アステラス製薬
(4502)武田薬品工業
(4585)UMNファーマ
加湿器、空気清浄機関連
(6367)ダイキン工業
(6752)パナソニック
(6755)富士通ゼネラル
(6753)シャープ
(7965)象印
消毒うがい関連
(8095)イワキ
(2269)明治ホールディングス
(4574)大幸薬品
売り上げから見るインフルエンザ関連銘柄
インフルエンザの定番薬といば「タミフル」ですが、他にも治療薬があります。
インフルエンザに使用される治療薬はタミフルを含め、主に以下の5種類があります。
販売会社 | 薬 | 種類 |
(4519)中外製薬 | タミフル | 経口薬 |
GSK(海外企業) | リレンザ | 吸入薬 |
(4568)第一三共 | イナビル | 吸入薬 |
(4507)塩野義製薬 | ラピアクタ | 点滴薬 |
(4507)塩野義製薬 | ゾフルーザ | 経口薬 |
各売り上げについて
薬名 | 17年度売上高 | 前年比 |
リレンザ※1 | – | – |
タミフル | 169億円 | +25.2% |
タピアクタ | 33億円 | +13.8% |
イナビル | 253億円 | +29.2% |
ゾフルーザ※2 | 24億円 | – |
※1 海外企業のため
※2 新薬のため前年度の数字なし
現在最も売り上げが高いのが(4568)第一三共の「イナビル」です。
タミフルよりも売り上げが高いのが意外ですよね。
売上高が前年比より29.2%増加しており、好調なのが伺えます。
しかし注目したいのは(4507)塩野義製薬の「ゾフルーザ」です。
「ゾフルーザ」は一度服用するだけ、という新薬で2018年の3月に発売されました。
売上高は24億円ですが、注目すべきはこの数字はわずか2週間で売り上げたというところ。
流行時期から遅れて3月に発売しましたが、今年の期待値は高く販売元の(4507)塩野義製薬には注目しておくといいかもしれません。
>>投資家向きのオススメゲームとは?本命のインフルエンザ関連銘柄
(4507)塩野義製薬
新薬の「ゾフルーザ」に注目したい。
この新薬がシェアを拡大しており、治療薬の市場が変化する可能性があり、本命銘柄として推したい企業です。
(4568)第一三共
吸入薬である「イナビル」を販売しています。
イナビルは売り上げ高がもっとも大きく、17年度の売上高は前年度より29.2%も増加しており、注目したい銘柄です。
(3107)ダイワボウHD
マスク関連の一角。
同社が開発している「アレルキャッチャーマスク」はインフルエンザだけでなく、花粉症対策にも効果が期待されています。
毎年物色されやすい定番銘柄であるとともに、花粉症の季節にも重なるため今年も見逃せない銘柄です。
>>投資家向きのオススメゲームとは?まとめ
インフルエンザ関連銘柄は、株式市場の定番となっているウィンターストックです。
また新薬の発売、新型のインフルエンザの流行などによって株価の上昇率も変わります。
インフルエンザが流行する前にある程度ニュースで流行度もわかります。
インフルエンザ関連ニュースにも注意しながら、投資先を決めてみてはいかがでしょうか。
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