買い物をすると必ず渡されるレシート。「レシートはいりません」と断る人もいますが、家計簿をつけるから貰う人も多いと思います。
どんどん溜まっていき、いつの間にかお財布がパンパンになってしまったことはありませんか?
環境について考える活動が叫ばれ始めてペーパーレスの時代へと突入してきました。
レシートも例外ではありません。
今回は電子レシートについての説明や関連する銘柄について紹介していきたいと思います。
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目次
電子レシート関連銘柄とは?
ほとんどの人はレシートを受け取ったら中をそのまま捨てるか、家計簿につけた後で捨てるか、最終的には捨てられてしまいます。
紙レシートはいずれ捨てられるごみを増やしてしまう他に、財布がレシートでいっぱいになり、定期的に処分をしないといけないというストレスもあります。
昔から形も変わらず、当たり前のように発行され続けた紙レシートですが、近年では紙媒体を電子化するという活動が始まりました。
電子マネーが当たり前になりつつある現在、レシートも形を変える時代がやってきたのです。
電子レシートのメリット
電子レシートの仕組みは会計時に前もって登録しておいた顧客のアカウントへデータ(レシートの内容)が転送されるというものです。
電子化することにより、顧客側は財布がレシートでパンパンになることもなく、アプリと連動して家計簿を簡単につけることが出来ます。
企業側は顧客ニーズにあった商品案内やキャンペーンを案内することも可能です。
電子化することにより双方にメリットが増え、電子レシートについては国も後押ししており、電子レシートの実現化へ向け動き出しました。
また電子レシート関連銘柄とは電子レシートを採用している企業、実験協力会社、出資会社などを指します。
>>投資家向きのオススメゲームとは?電子レシート関連銘柄の注目材料
電子レシートが注目を集めたのは、2018年2月に政府が行った東京都町田市での実験がきっかけです。
ここでご紹介したいのは、電子レシートの代表株の(6588)東芝テックと(9433)KDDIです。
(6588)東芝テック
スーパーなどのレジ等で国内シェア5割を占めます。
2012年にはIBM事業譲受で世界トップに。
2018年に町田市で行われた電子レシート実験は東芝テックの「スマートレシート」をベースに行われました。
電子レシートの話が出る前に順調に上昇していた株価も一旦は材料出尽くし、2018年2月には下落しました。
長期スパンで見てみると、2015年には業績不振で400円前後だった株価も現在では600円台まで回復しています。
今後は電子レシート需要で順調に株価も上昇すると見込まれるでしょう。
(9433)KDDI
総合通信大手の会社で携帯や光回線等を展開している、電子レシート関連銘柄の代表格の銘柄です。
近年では通信業のみではなく物販などにも力を入れており、業績は連続最高益を更新し配当も増配となり業績は好調。
電子レシートの地域実験では同社のシステムを提供し、注目されました。
株価については短期スパン・長期スパンで見ても強気のアナリスト予想が出ています。
>>投資家向きのオススメゲームとは?電子レシート導入企業について
他企業に先駆けて既に電子レシートを導入している企業を紹介します。
(3048)ビックカメラ
家電量販店の大手で、近年ではターミナル駅周辺での大型店舗を展開しています。
2012年にはコジマを買収し、現在業界第2位です。2017年から電子レシートサービスを開始しました。
(7532)ドンキホーテHD
総合ディスカウントストアで首都圏を中心に展開中。
業績も好調で各証券会社が強気のレーティングを付けています。
ドンキホーテはスマホアプリと連動した電子レシートを2016年から導入しています。
電子レシートのデータ分析株にも期待
電子レシートの企業側のメリットとして購買データを分析し、顧客のニーズに合ったものを案内できるという点があります。
ここではデータ分析の分野においてチェックしておきたい銘柄を紹介します。
(3622)ネットイヤーグループ
コニカミノルタの関連会社でインターネットを活用したマーケティング事業を行う企業です。
業績は赤字ですが赤字は縮小しており、今後電子レシートの分野で受注が増え業績も回復すると考えられます。
株は赤字から黒字転換するときが一番大きく化ける傾向にあるので、現在の低迷している価格で仕込んでおけば大化けを期待できるかもしれません。
上場市場はマザーズ市場で出来高は多くありませんが、少ない時こそ狙い時です。
(9466)アイドママーケティングコミュニケーション
流通企業への販売支援を行う会社でマーケティング分析からプロモーション提案、チラシ制作まで一貫して行います。
業績は増収増益でアナリスト予想でも強気のレーティングが付けられており、今乗りに乗っている企業です。
>>投資家向きのオススメゲームとは?Lognote関連銘柄の推移
2014年Lognote(ログノート)という会社が設立されました。
電子レシートから得られる情報から顧客のプロファイリングやニーズの分析、商品提案など電子レシートの総合会社です。
ここではLognote設立に出資した2つの企業を紹介します。
(2489)アドウェイズ
インターネット広告大手で現在は海外展開やSNSとの連携を強化しています。
業績は増収減益予想で株価も高値圏内との見方が強いですが、調整後出来高が増え始めた時が狙い目です。
(4751)サイバーエージェント
Ameba(アメーバブログ)やインターネット広告事業を主とする会社です。
その他にもスマホゲームや投資育成にも力を入れています。
今後電子レシートが本格採用され、Lognoteの需要が増すと出資会社にも利益が入ってくると思われます。
主要電子レシート関連銘柄
【3784】ヴィンクス
【4287】ジャストプランニング
【4326】インテージホールディングス
【6702】富士通
【9613】NTTデータ
【2760】東京エレクトロン デバイス
【8056】日本ユニシス
【3938】LINE
【3994】マネーフォワード
【7912】大日本印刷
おすすめ電子レシート関連銘柄
(3994)マネーフォワード
個人向けの家計簿・資産管理ツール「マネーフォワード」を提供しています。各金融機関の口座を結び付け、一括で管理できる点から利用者が急増しています。
(3938)LINE
2016年最大規模の大型IPOで注目を集めました。いわずと知れたコミュニケーションツールの代名詞で全世界で2億人以上の人が利用しています。
近年はLINEの利用者が10代20代の若年層よりも、40代以上の利用者が増加しており、課金等の収入増加も期待できます。
>>投資家向きのオススメゲームとは?まとめ
今後、各企業が導入してくることが予想される電子レシート。
国が実験を行った結果、電子レシートに好意的な意見が寄せられました。
デジタル化が進む時代に生き残った紙レシート時代が終わる日も近いかもしれません。
購入者側のストレスも軽減され、企業側の販売促進の手助けにもなります。
メリットの多い電子レシートの実現が本格化する前に、今回紹介した関連銘柄を是非チェックしてみてください。