2017年から注目されてきたEV(電気自動車)関連銘柄ですが、2018年も同様に注目できます。
自動車業界の市場規模は250兆円ともいわれており、これがガソリン車からEVへのシフトしていくわけです。
この巨大マーケットであるEV関連銘柄を見逃す手はないでしょう。
周辺事業も多く、発展途上である分野の為まだまだ狙い目の銘柄も多いですね。
今注目すべきテーマ株の一角であるため、常に監視しておきたいセクターです。
今回はEVの基本から注目しておくべき関連事業と具体的な銘柄、EV本命の関連銘柄について解説していきます。
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目次
世界はEV(電気自動車)へとシフトしていく
EVとは電気自動車のことで、主に二次電池を搭載し、これにより走る車のことです。
現在各国では、環境汚染の解消を背景にEVの普及が進められています。
インド、中国では特に環境汚染が酷く、中国に至ってはEVを普及を国家プロジェクトとして扱い力を入れています。
このような背景からガソリン車の撤廃が世界中で波及。
各国は以下のように今後のプランを発表しています。
各国のEVへの動き
国 | 普及見込み/年 | 販売形態 |
ノルウェー | 2030年 | EVとHV |
オランダ | 2025年 | EVのみ |
インド | 2030年 | EV HV |
中国 | 未確定 | EVとHV |
イギリス | 2040年 | ガソリン、ディーゼル車の販売禁止 |
フランス | 2040年 | ガソリン、ディーゼル車の販売禁止 |
日本 | 2050年 | EV HV |
ノルウェーでは最もEVの普及が進んでおり、現在新車の45.3%である約半分がEVへとシフトしています。
EV(電気自動車)の要は全個体電池
電気自動車の二次電池として、現在リチウムイオン形式のバッテリーが主流です。
日本ではリチウムイオンの技術に関して、世界でもリードしているためEV普及の恩恵を受けやすいといえます。
しかしリチウムイオンの問題点は、液漏れや発火の危険性があり、これがEVの普及を妨げています。
そこで全個体電池が重要な役割を示します。
全個体電池とはその名の通り個体になっており、液漏れ、発火の心配がありません。
また性能も大幅に上昇し、数分で90%近くまで充電できる急速充電までも可能になるのです。
そのため全個体電池の開発競争が激化!
株式市場においてもEVと全個体電池関連銘柄は同時にチェックしておくべきセクターなので、ぜひともチェックしておきましょう。
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EV関連銘柄と同時にチェックしておくべきテーマ株
急速充電関連
EV普及には充電を安く効率的に行う必要がある
(5986)モリテックスチール | 自動車向けの部品を多く手がけており、海外にも拠点あり |
(6938)双信電機 | 日本ガイシ系企業。電子部品やノイズフィルターが主力 |
(6728)アルバック | 半導体メーカーで真空技術が得意。急速充電器の関連銘柄の一角 |
全個体関連銘柄
EV普及の要の次世代二次電池
(7203)トヨタ | 日本を代表する企業。全個体電池の開発に本気で力の入れ方が半端ではない |
(6981)村田製作所 | 電子部門で世界大手企業。全個体電池開発に注力 |
(6955)FDK | 富士通グループの電池担当。ピロリン酸コバルトリチウムを開発した |
リチウムイオン関連銘柄
現在主流の二次電池。日本は世界でもリードしている技術
(4100)戸田工業 | リチウムイオンの電池正極材に力を入れている |
(6937)古河電池 | 蓄電池メーカーとして自動車用に強みがある |
(4005)住友科学 | 総合科学の大手で、シンガポールやサウジでもグローバルに展開 |
注目のEV(電気自動車)関連銘柄
(7203)トヨタ
日本を代表する企業であり、EVの研究をするためマツダと業務提携も発表しました。
またEV普及の要である全個体電池に対しても本気度が違います。
EV関連銘柄としては見逃せない銘柄でしょう。
(4100)戸田工業
リチウムイオン関連銘柄としても注目を浴びる企業です。
TDKが同社への出資比率の引き上げ、材料開発を強化しようとしています。
リチウムイオン電池用の正極材料の事業も広げているため注目したい銘柄です。
(6674)GS・ユアサ
一回の充電で走行距離2倍する新型電池の量産を2020年に始めると発表しました。
これによりEVはガソリン車に近づく走行距離を走れるように。
EVの弱点である走行距離に関して、同社の技術は注目されています。
そのためこちらの銘柄にも注目しておきましょう。
>>投資家向きのオススメゲームとは?まとめ
EVはガソリン車撤廃の流れから世界でも注目されています。
株式市場においても現在最も注目されているテーマ株の1つです。
急速充電やリチウムイオン電池、全個体電池が主な周辺事業になるので、ここも合わせてチェックしておくと全体が把握しやすくなるでしょう。
EV関連銘柄は注目度が高いだけに材料も豊富にでてきます。
また各国の対応目標もおおよそ2030~40年になりますので、短期投資、長期投資どちらでも相性がいいテーマ株です。
今からでも全く遅くありませんので、是非とも注目しておきましょう!
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