2019年に注目の5G関連銘柄は?国策の代表格。本格化する次世代高速通信に注目!

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ネットワンシステムズは+70%!日本通信は+150%!!

次世代通信規格5Gは、2020年以降に本格化するIoTや自動運転に欠かせない通信インフラとして世界的に大きな注目が集まっています。

アメリカと韓国では2019年4月から商用5Gサービスが開始されており、日本でも2019年9月からプレサービスが始まり、2020年から本格的に商用5Gサービスが始まる予定となっています。

5G関連銘柄に注目していきましょう!

 

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5Gとは?従来の通信速度の100倍!

2019年9月から日本でもプレサービスが始まる次世代通信規格5Gに世界的な注目が集まっています。

5Gとはどんなものか?

5G(ファイブジー)とは、現行の移動体通信方式である4G LTE/LTE-Advancedをより高速・大容量化させた次世代通信規格のことです。

5Gのメリットは数多く、第一に現行の4Gよりも高速・大容量通信が可能になることが挙げられます。

2020年以降は、全てのモノがインターネットに繋がるIoT製品の急増によって、社会全体の通信量は現在の1,000倍以上に増加するものと予測されています。

IoT社会のコンテンツをユーザーが快適に利用するには、5Gの普及は社会に欠かせないものとるでしう。

また多数端末が同時に接続できるようになることも5Gの強みです。

IoT社会では数多くの機器にセンサーが搭載されて同時接続することになりますが、5Gでは現行の100倍以上の端末接続をサポートできるものと見られているのです。

さらに5Gでは通信の遅延がほとんどないことも大きなメリットです。

この点から、自動運転の実現には欠かせません。

5Gが普及すれば、これらの通信要件を低コスト・低消費電力で実現されることが期待されるのです。

 

5Gは、高速・大容量通信、機器の多数同時接続、通信の低遅延化を低コスト・省電力で実現する、IoT社会の実現に欠かせない次世代通信インフラであると抑えておきましょう。

5Gの普及状況は?

日本では、総務省と携帯キャリア3社が5Gの普及を積極的に推し進めています。

NTTドコモは、2019年9月20日から5Gプレサービスを開始すると発表。

これは同日から日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」に合わせたもので、試合が開催される8会場で5Gに対応するとのことです。

携帯3キャリアによる5Gの商用サービス提供は、2020年から本格化するものと見られています。

一方、海外では、2019年から商用の5Gサービスが本格的に始まっており、アメリカと韓国では4月3日からサービスが開始。

世界的に5Gへの期待は膨らむ一方ですが、5Gでは急増し続ける通信トラフィックへの対応が課題となっており、無線周波数帯の確保が課題となります。

何よりも懸念されているのが、5Gは4Gと比べて通信スピードが高速・大容量化される一方で、マイクロ波を採用することから電波が届きにくく、通信基地局を数10メートル単位で設置する必要がある点です。

このため、5Gの普及は産業向けに限定され、非常に緩やかな普及に留まると考えられており、2025年時点でも通信の主流は4Gのままであるとも予測されています。

また、米中貿易摩擦を受けて、5Gの重要特許を多数握る中国のファーウェイ(華為技術)に対する風当たりが世界的に強まっていることも、5Gの普及にとっては逆風になるかもしれません。

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同時に注目しておきたい5Gと関わる周辺事業

5G関連銘柄を監視する際、同時にチェックしておいた方がいい銘柄群があります。

 

・自動運転関連事業
・ドローン関連事業
・電子部品関連事業

一つずつ解説していきます。

自動運転関連事業

自動運転技術はIoTが必須の技術であり、通信速度も重要になります。
また自動車市場は250兆円とも言われる果てしない需要がある点も魅力です。

 

5G通信技術と関わりあいが強いため同時にチェックしておくといいでしょう。

 

自動運転関連銘柄で同時チェックしておくといい銘柄は
(3852)サイバーコム、(6796)クラリオン、(4667)アイサンテクノロジーなどです。

 

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ドローン関連事業

災害時の救助や上空撮影に向いているドローン。

2018年6月にKDDIが5Gドローンを用いた実験を行いました。

 

ここで4K映像をリアルタイムで送信することに国内で初めて成功しています。

 

地震や台風など、自然災害が多い日本ではドローン技術は大いに役立つはずですので、注目しておきたいセクターです。

 

ドローン関連銘柄で同時チェックしておくといい銘柄は
(9433)KDDI、(3653)モルフォ、(2303)ドーンなどです。

 

電子部品関連事業

5Gの普及に伴い、電子部品の需要は確実に増加するでしょう。

5G対応のスマホが発売される際など、4Gより搭載数が増えるでしょう。

 

これは自動運転車やドローンに関しても同様です。

あらゆる電子機器の製造元の電子機器に注目しないわけには行きません!

 

電子部品関連銘柄で同時チェックしておくといい銘柄は
(6981)村田製作所、(6864)エヌエフ回路設計ブロック、(6938)双信電機

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5G関連銘柄が上昇する理由は?

5G関連銘柄のこの1年の価格動向を見ていきましょう。

5G関連銘柄の代表格!【7518】ネットワンシステムズ

ネットワークシステム構築大手の【7518】ネットワンシステムズは、5G関連銘柄の代表的な銘柄です。

同社は、NTTドコモの5G検証実験に顔認証デモシステムを提供するなど、5Gの普及に積極的な働きかけをしていることで知られています。

同社の株価は、2018年6月終わりには1,905円を付けていましたが、この1年大きく上昇しており、2018年10月から12月に掛けての世界株安では一時下げたものの、2019年6月には3,255円の上場来高値を更新しています。

この1年で+70%の大きな上昇となっており、今後どこまで高値を更新していくのかに注目です。

アメリカで5Gの商用基地局認可を取得して暴騰!【9424】日本通信

格安SIMのパイオニアである【9424】日本通信は、5G関連銘柄として復活を遂げつつあります。

同社は、格安SIMこと仮想移動体通信事業(MVNO)のパイオニアとして2014年に注目され、一時は1,268円まで上昇していました。

しかし、同社はMVNOのパイオニアではあったものの、通信速度が遅いことなどから急速にシェアを落とし、株価も100円台まで暴落。長らく100円台で低迷することに……。

この1年間も株価は低迷しており、2019年5月には一時102円を付けていました。

しかし、同社は2019年5月17日に、アメリカ連邦通信委員会から5Gの商用基地局に関する認可を取得したと発表。

このニュースを受けて株価は急騰し、6月10日には253円まで上昇。ニュース発表からわずか1ヶ月足らずで2.5倍(+150%)以上の上昇となっています。

5G関連銘柄は、上記2銘柄以外にも、【3776】ブロードバンドタワーや【3778】アルチザネットワークスなど多くの銘柄がこの1年で上昇しています。投資家にとって注目テーマになっていると言って良いでしょう。

 

・低位株で低迷していた日本通信は、5G関連ニュースを発表したことで1ヶ月足らずで株価が2.5倍に暴騰した。
・5G関連銘柄は多くの銘柄がこの1年で上昇している注目テーマ。
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5G関連銘柄リスト

【1721】コムシスホールディングス携帯電話会社向け電気通信工事
【1951】協和エクシオ携帯電話会社向け電気通信工事
【3776】ブロードバンドタワー5G対応データセンター
【3842】ネクストジェン5Gの制御システム開発
【3852】サイバーコム通信ソフト開発
【3987】エコモットIoTベンチャー、KDDIと5Gで提携
【6754】アンリツ携帯電話基地局向け計測機器
【6778】アルチザネットワークス携帯電話基地局向け計測機器
【7518】ネットワンシステムズネットワーク構築大手、5Gの実証実験に参加
【9424】日本通信メリカで5Gの商用基地局認可を取得>>投資家向きのオススメゲームとは?

おすすめ5G関連銘柄3選

【1721】コムシスホールディングス

市場東証一部
企業概要電気通信工事国内トップ企業。NTT向けが大半。

コムシスホールディングスは、電気通信工事で国内トップシェアを誇る通信工事会社です。

5G関連の基地局整備も手掛けており、2020年の決算からは本格的に5G関連が収益に寄与し始めることが期待されます。

株価も高値圏で推移しており、いつ高値を突破して上昇していっても不思議ではありません。国内電気工事2位の【1951】協和エクシオとともに注目です。

【6778】アルチザネットワークス

市場東証二部
企業概要通信計測器を手掛ける。携帯基地局向けに強み。注目ポイント

通信計測器メーカーのアルチザネットワークスも、5G関連銘柄として注目です。

同社は携帯基地局向け負荷試験装置で高いシェアを持っており、2019年7月期から5G需要が本格的に収益に反映されてくる見通しとしています。

同じく5G関連の計測器メーカーである【6754】アンリツとともに注目です。

【7518】ネットワンシステムズ

市場東洋一部
企業概要ネットワーク構築専業。シスコ製品の導入・支援では圧倒的な実績。注目ポイント

ネットワンシステムズは、国内最大のネットワークインテグレーターです。

NTTドコモの5G実証実験に顔認証デモシステムを提供するなど、5G関連銘柄としても注目が集まります。

株価は上場来高値を更新中であり、どこまで株価が上昇するのか期待です。

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まとめ

2017年から2018年に掛けては、経済誌や経済ニュースが5Gをたくさん取り上げた割にはマーケットでの反応はほとんどありませんでしたが、2019年に入ってからは、遂に5G関連銘柄が本格始動してきたと言えます。

この1年間は、2018年10月から12月に掛けて米中貿易摩擦による世界株安に見舞われたにも関わらず、多くの5G関連銘柄が力強い値動きとなっています。

日本では、2019年9月20日のラグビーワールドカップに合わせて5Gのプレサービスが始まり、2020年から商用5Gサービスが本格始動する予定となっています。

5Gは、2020年以降のIoT社会や自動運転には欠かせない通信インフラとなることから、長期的に注目される息の長いテーマ株になると期待されます。

5Gに関するニュースにはアンテナを張っておき、関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう!

 

 

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